日本人がンガピを食べてみたら
ンガピ……。
初めてにおいを嗅いだときの衝撃は、今でも忘れられません(笑)。
ミャンマーでは、ンガピをお米や野菜と一緒に日常的に食べると聞きました。
正直、最初は、
「本当にこれを食べるのか……」
と、少し恐る恐るでした。
でも、実際に食べてみるとびっくり。
においは確かに強烈ですが、魚のうまみがぎゅっと濃縮されていて、ご飯が進み、野菜にもよく合います。
「あれ? 思っていたよりおいしい。」
最初ににおいを嗅いだときと、実際に食べた後では、ンガピの印象がずいぶん変わりました。
日本にも、納豆という代表的な「においの強い食べ物」があります。
ミャンマーの皆さんは、納豆を食べたことがありますか?
初めて食べたとき、
「これはちょっと苦手……」
と思った人もいるかもしれませんね。
でも、不思議なもので、何度か食べるうちに好きになる人もいます。
食べ物に限らず、最初の印象と、よく知った後の印象は違うことがあります。
日本に来てから、食べ物や習慣、仕事のやり方、そして人との付き合い方などに、
「ちょっと苦手かも」
「なんでこんなことをするんだろう」
と感じることもあるかもしれません。
もちろん、何でも無理に好きになる必要はありません。
合わないものは、合わないままでもいいと思います。
でも、最初の印象だけで「嫌い」「合わない」と決めてしまう前に、少しだけ知ってみる。
どうしてそうするのか聞いてみる。
一度試してみる。
相手のことを、もう少し知ってみる。
そうすると、
「意外と悪くないかも」
と思えるものが見つかることがあります。
私にとってのンガピも、まさにそうでした。
最初は、そのにおいにびっくりしました。
でも、食べてみたからこそ、その奥にあるおいしさを知ることができました。
日本での生活の中でも、
「最初は苦手だったけれど、知ってみたら少し好きになった」
そんなものが、一つずつ増えていったらいいですね。